― 見落とされがちな“支払い方法”と“終わり方”―
離婚の話し合いで、
まず話題に上がりやすいのが「養育費の金額」です。
いくら払うのか。
毎月なのか。
ここまでは比較的話が進むこともあります。
しかし実は、
金額だけ決めて安心してしまうケースが少なくありません。
養育費の取り決めには、
・いつから支払うのか
・いつまで支払うのか
・振込日はいつか
・振込先はどうするか
・遅れた場合はどうなるか
といった細かな要素があります。
これらを決めないままにすると、
後から「そんな話はしていない」と
すれ違いが生じやすくなります。
特に見落とされやすいのが、
養育費の終了時期です。
「成人まで」
とだけ決めている場合、
18歳なのか
20歳なのか
大学卒業までなのか
解釈が分かれることがあります。
また、
進学や就職の状況によっても
考え方が変わる場合があります。
あらかじめ想定しておかないと、
再び話し合いが必要になることもあります。
毎月の振込日や方法を明確にしておくだけで、
無用な疑念や不安を減らすことができます。
例えば、
毎月何日までに振込むのか
手渡しなのか銀行振込なのか
手数料はどちらが負担するのか
こうした点を文面で残すことで、
「言った・言わない」の問題を防ぎやすくなります。
書面にすると聞くと、
相手を信用していないようで
気が引けるという声もあります。
ですが、
書面は疑うためのものではなく、
お互いの認識を確認するためのものです。
将来のトラブルを防ぐために、
今の合意内容を形にしておくことは、
冷たい行為ではありません。
養育費の取り決めは、
金額だけで終わるものではありません。
支払い方法や終了時期など、
細かな部分を明確にしておくことで、
後の不安を減らすことができます。
書面は、
争いを生むためではなく、
生活を安定させるための確認手段でもあります。
もし今、
「金額だけは決まっているが、他は曖昧かもしれない」
「細かい部分をどう決めればよいか分からない」
と感じているのであれば、
一度、取り決め内容を整理し、
書面として確認するという方法もあります。
金額だけは決まっているが、他は曖昧かもしれない」
「細かい部分をどう決めればよいか分からない」
と感じているのであれば、
一度、取り決め内容を整理し、
書面として確認するという方法もあります。
※このコラムは、特定の行動や結論を勧めるものではありません。
ご自身の状況を整理するための一つの視点としてお読みください。