モラハラ夫に「普通の話し方」を求め続けてしまう理由


―  期待してしまう気持ちとの向き合い方

モラハラの傾向がある相手と関わっていると、
「せめて普通に話してほしい」
と感じることがあります。

怒鳴らないでほしい、
責めないでほしい、
話を最後まで聞いてほしい。

そうした願いは、ごく自然なものです。

しかし実際には、
その「普通の話し方」がなかなか実現せず、
同じやり取りが繰り返されてしまうこともあります。
 


なぜ「期待」を持ち続けてしまうのか

相手が配偶者である以上、
完全に割り切ることは簡単ではありません。

・これまでの関係がある
・良かったときの記憶がある
・どこかで変わるのではないかと思う

こうした理由から、
「今回こそは違うかもしれない」と期待してしまうことがあります。
 


期待が続くと、負担も続いてしまう

期待を持つこと自体は、
悪いことではありません。

ただ、その期待が繰り返し裏切られると、

・落ち込む
・自分を責める
・疲れてしまう

といった状態が続いてしまいます。

そして、
「どうすれば普通に話せるようになるのか」
という考えに、さらにとらわれてしまうことがあります。
 


「相手を変える」ではなく「前提を変える」

モラハラの関係においては、
相手の言動を変えることが難しい場合もあります。

そのときに必要になるのは、

・どうすれば相手が変わるか
ではなく、
・どういう前提で関わるか

という視点です。

たとえば、

「普通の話し方ができないこともある相手」
という前提に立つことで、
関わり方を調整する余地が生まれます。
 


自分の負担を減らすための考え方

前提を変えることは、
諦めることではありません。

むしろ、

・自分が傷つきにくくなる
・必要以上に期待しなくなる
・対応を選べるようになる

といった意味で、
現実的な対処につながることがあります。
 


まとめ

「普通に話してほしい」と思う気持ちは、
自然で当然のものです。

しかし、その期待が繰り返し裏切られている場合には、
相手を変えようとするのではなく、
関わり方の前提を見直すことも一つの考え方です。

自分の負担を減らすために、
どのような距離感で関わるかを考えることが、
現実的な選択になることもあります。

 


もし今、
「決めなければと思うほど苦しくなる」
「頭の中が整理できない」
と感じているのであれば、
結論を出す前に、
現在の状況や気持ちを整理する時間を持つ、
という方法もあります。

 

▶ 夫婦カウンセリングについて

 


※このコラムは、特定の行動や結論を勧めるものではありません。
ご自身の状況を整理するための一つの視点としてお読みください。