「どうしたいか分からない」ときに、起きていること


― 決められないのは、意志が弱いからではありません― 

「離婚したいのか分からない」
「このまま続けるべきかも決められない」

どちらかに気持ちが固まるわけでもなく、
かといって現状に納得しているわけでもない。

その状態が長く続くと、
「自分は優柔不断なのではないか」
と感じてしまうことがあります。
 


決められないのは、防衛反応でもある

強いストレスが続いているとき、
人の心は「即断」よりも
「保留」を選ぶことがあります。

なぜなら、
どちらを選んでも傷つく可能性があるとき、
心は自然とブレーキをかけるからです。

離婚を選べば不安がある。
続けることを選べば苦しさがある。

その両方が見えているとき、
すぐに決断できないのは
むしろ自然な反応ともいえます。
 


決断を迫られ続けると、思考が止まる

周囲から、

「早く決めた方がいい」
「いつまで悩むの?」

と言われ続けると、
ますます頭が動かなくなることがあります。

本当は考えたい。
でも、焦らされると混乱する。

その結果、
何も考えられなくなる――
という状態に入ってしまうこともあります。
 


「決める」前にできること

決断は、最終段階です。

その前にできることは、

・何が一番つらいのか
・何が一番不安なのか
・今すぐ変えたいことは何か

を分けて考えることです。

「離婚するかどうか」という
大きな問いにいきなり向き合うのではなく、

まずは
今の状態を言葉にするところから始める。

それだけでも、
止まっていた思考が少しずつ動き始めることがあります。
 


まとめ

「どうしたいか分からない」と感じるとき、
それは意志が弱いからではありません。

大きな選択を前にして、
心が慎重になっている状態ともいえます。

決断を急がなくても構いません。

まずは、
今どこで立ち止まっているのかを
整理することが、次の一歩につながることもあります。

 



もし今、
「決めなければと思うほど苦しくなる」
「頭の中が整理できない」
と感じているのであれば、
結論を出す前に、
現在の状況や気持ちを整理する時間を持つ、
という方法もあります。

 

▶ 夫婦カウンセリングについて

 


※このコラムは、特定の行動や結論を勧めるものではありません。
ご自身の状況を整理するための一つの視点としてお読みください。